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第36回日本高血圧学会総会にて臨床部門の高得点演題に選ばれました。
10月24日から26日、第36回日本高血圧学会総会が大阪国際会議場で開催されました。会長は国立循環器病センター、生活習慣病部門長 / 高血圧・腎臓科部長の河野雄平先生が「高血圧研究と診療の進歩:最先端のその先へ」のテーマの下、務められました。高血圧治療ガイドラインJSH2014が来年には正式に発表されるということで、シンポジウム等で多くの聴衆が参加して注目を集めていました。また減塩の重要性の普及を目的とした減塩サミットも開催され、生活習慣における減塩の大切さを市民レベルで啓蒙する方向性が強調されていました。発表に採択された演題数は475題(口演185題とポスター290題)で、口演185題のうち、各々3名の査読委員による採点の上位10題(基礎5題、臨床5題)がJSH2013 Top10演題、それに次ぐ30題(基礎10題、臨床20題)が高得点演題として選出されました。
我々の施設からの演題は見事に臨床部門の高得点演題に選ばれました。「上腕足首間脈波伝搬速度(baPWV)の10年間の縦断研究から~動脈硬化危険因子重積による検討からの解析~」というタイトルで、これまでの我々の予防医療分野における長年の蓄積データの解析結果について所長の福井が講演しました。ほとんどの演題が大学の研究機関や公的な大病院からの発表のなかでの高得点演題への選出は、非常に名誉なことであろうと自負しているところです。この研究内容については本年度の第54回日本人間ドック学会学術大会においても、高得点ベスト6演題の一つにも選出され、我々の施設のレベルの高さが認められている結果であると言えます。
今後もこれを励みとして、我々の施設の基本方針の一つとして掲げている「世界的視野に立った最先端の医療と知識を提供する」という志を持ち続けていきたいと思います。